キバラケンモン Trichosea champa (Moore, 1879)
科:ケンモンガ科(Pantheidae)
属:Trichosea Grote, 1875
【旧名,別名,害虫名,同定ミスなど】 ニセキバラケンモン
[講談社大図鑑:CAT.3403 / Plate:164:17(♀)]【分布】 本州,四国,九州,対馬,屋久島;アムール,中国,台湾,インド
【本州四国九州における記録確認済都府県名】 佐渡島,石川,愛知,福井,富山,神奈川,千葉,岐阜,佐賀
【成虫出現月】 5-9
【幼虫食餌植物】 バラ科:コゴメウツギ、タチバナモドキ、ツバキ科:ヒサカキ、ツツジ科:シャシャンボ(※KD)、シャクナゲ、ヒドラツツジ、ネジキ、ブナ科ブナ属:ブナ、バラ科:ヤマザクラ、ソメイヨシノ、カマツカ、カバノキ科:イヌシデ、クマシデ、シラカンバ
【終齢幼虫体長(mm)】 50
【掲示板から一言】 キタキバラケンモン、ニセキバラケンモンに似ていて、(杉・中村、1986)によって分離された。保育社と北隆館の図鑑に図示されているのはニセキバラケンモンのようである。幼虫は、著しく色彩を異にし、一見ヒトリガ科かドクガ科幼虫のようにみえ、頭部および前胸から第3腹節背面と第8腹節の隆起が黒く、他は濃橙赤色で強い群集性を示す。若令は終令とは似ても似つかぬ形態と色彩をしている。成虫の後翅裏側の外縁部は、翅頂部分のみ黒くなる。【幼虫写真2】は12月1日、明石市川端公園、シャリンバイにて。【幼虫写真3】と【幼虫写真4】は終齢幼虫。【繭写真1】は12/09、明石市川端公園、シャリンバイにて。【繭写真2】は【繭写真1】の葉を一部除去したもので同じく12/09。【蛹写真1】は【繭写真2】から出したもの。【成虫写真1】は蛹と繭から脱出直後12/28、11:05。【成虫写真2】は羽化2分後。【成虫写真3】は同5分後。【成虫写真4】は同6分後。【成虫写真5】は同17分後。【成虫写真6】は同21分後。【成虫写真7】は同50分後。【成虫写真8】と【成虫写真9】は上が長野県産♂、下が熊本県産♀。ピンスケールは1cm。【幼虫写真5】は若齢。【幼虫写真6】は2004年2月1日、宮古島にて。【幼虫写真7】は2005年9月13日、茨木市、モモ。【幼虫写真8】は2004年5月24日、明石市(宮西公園)サクラ。【成虫写真12】は2006年11月12日、群馬県太田市。【成虫♀写真2】-【成虫♀写真4】は同一個体で、2007年7月7日、富山市(古洞ダム周辺)。
【成虫♀写真1】
【成虫♀写真2】
【成虫♀写真3】
【成虫♀写真4】
【成虫♀写真5】
【成虫写真1】
【成虫写真2】
【成虫写真3】
【成虫写真4】
【成虫写真5】
【成虫写真6】
【成虫写真7】
【成虫写真8】
【成虫写真9】
【成虫写真10】
【成虫写真11】
【成虫写真12】
【蛹写真1】
【繭写真1】
【繭写真2】
【幼虫写真1】
【幼虫写真2】
【幼虫写真3】
【幼虫写真4】
【幼虫写真5】
【幼虫写真6】
【幼虫写真7】
【幼虫写真8】